巨大な植物に埋もれた街
雪に閉ざされた街
砂に沈んだ街
毒素を振りまく石によって死の世界となった街

様々なものが激変した自然に飲み込まれていきました
やがて、落下した月の欠片の影響が落ち着いた頃
人々は強大な自然と共に生きる道を選択していました

わずかに残された街、大きな力を持つ大地
そしてモンスターへと変貌した動物たち
人々の新たな生活が始まりました

日々の生活を送る中
人々は次第にかつて天空にあった「8つの月」の記憶・記録を失っていきました

そして現在、人々は変わらず
大地と良き隣人となったモンスターと共に日々の生活を送っています

彼らの間にはいつからか一つの祭りとそれにまつわる言い伝えが伝わっていました
塔の最奥にある巨大な月の欠片を打ち鳴らすと、世界は少しずつ豊かになっていく
その遺跡には、とある月の欠片の毒素で凶暴化したモンスターが多数生息しており
人々は祭りと称したモンスターバトルの大会で、その遺跡に向かう代表を選ぶのでした

日々の生活のため、そして年に一度のその祭りの日と、遺跡での激しい戦いに備え
人々は今日もモンスターを育てます

かつてこの世界には8つの月がありました

夜、月達は様々な力を大地に注ぎ
昼、太陽はその力を育み
時に鎮め、その恵みをさらに豊かにしました

人々はその力の恩恵を受け
繁栄を謳歌していました

しかしある時8つの月は突如砕け
その欠片は地に降り注いだのです

そして
天空にはいびつに歪んだ二つの月が残るのみとなりました

降り注いだ月の欠片は、大地に大きな影響を与えました
月の欠片の持つ力は
環境を激変させ人々の文明をその中に埋めていったのです